憲法前文(ブログ3815)
- 2025年01月25日
トランプ氏は、大統領選に向けて、「MAGA⇒メイクアメリカグレートアゲイン」と訴え、そして、当選後は「アメリカの利益を最大限追求する」として、移民の排斥、マイノリティーへの差別、領土の拡大、WHO(世界保健機構)からの脱退、パリ協定からの離脱等の大統領令にサインし、支持者にアピールをしました。
残念ながら、トランプ政権の閣僚達は全てイエスマンで固めた事から、誰も彼を諫める事ができません。悲しいかな米国は世界の求める米国では無くなり、国際的な孤立という坂を転げ落ちていく判断をしたようです。
今後、米国は、1流国から3流国へと下落し、世界からの尊敬を失うことになるかも知れません。
さて、思い出していただきたいのは日本国憲法の前文です。
この前文の後段には、「われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信じる。日本国民は、国家の名誉をかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」と書かれています。
この憲法を国家の根本とする日本の内閣は、憲法を履行する責務があります。
この憲法の全文に従い、日本政府は米国そしてトランプ氏に対し、「自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって」という憲法に沿った対応をすべきです。
この事を具体的に推進せず、米国及びトランプ氏に対して「唯々諾々」と追随するならば、今の内閣によって、軸を失った国家となってしまいます。