憲法記念日
- 2015年05月03日
今日は、68回目の憲法記念日です。
しかし、憲法が制定されてから、今が一番、憲法が死に瀕しています。
国民の多くは、集団的自衛権の行使など、果たしてこの国のためになるのかという思いを抱いています。
尖閣列島に中国の脅威が迫っている。安全保障の環境が変わった」と米国との集団的自衛権に対する具体的な行動を「新日米防衛協力指針(新ガイドライン)」で決定しましたが、これは明らかに憲法違反です。
時の政権というよりも、一人の宰相のトラウマのような思い込みで、日本が70年間培ってきた「平和」への理念が崩壊しようとしています。
尖閣列島への脅威は、まさしく自国への脅威であり、緊急時には「個別的自衛権」の発動で対処することになります。
今回のガイドラインの改定にしても、米国は尖閣諸島への対処は第一義的には自衛隊が行い、米軍はその補完的支援を行うだけとしており、これまでと何ら変更がありません
にとって、米軍の対応は何も変わっていないのに、米国のための戦争に巻き込まれ、世界の果てまでついて行くという、米国の同盟国の中にあっても、こんな従順な国は他においてありません。
これが同盟国として対等な関係とは、安倍晋三はよっぽど卑屈な性格なのかその精神構造がまったく理解できません。
戦後の中で最悪・最低な宰相と言わざるを得ません。
今日、「憲法施行68周年道南市民の集い」で中央大学教授:目加田説子氏の講演が有りました。その中で、NHKの世論調査を引用した箇所が有りました。
“問題が有る法律が国会で審議している場合、あなたはどうしますか”という問いに、「デモや署名に参加する」と答えた方が約5%、そして、約80%の方が「何もしない」と答えたと、お任せ主義さに危惧を示しました。
先に逝去された函館出身の著名な憲法学者で東大名誉教授であった奥平康弘氏は、「憲法は完成品としてそこにあるのではなく、未完のプロジェクトである。世代を超え永遠に完成を目指して行くのが僕たちの役目なのです。」と語っていたことが、新聞に掲載されていました。
約80%の無反応な方々に対して、舌を出して喜び、今がチャンスとばかり国民を奈落の底に引きずり込もうとしている敵に対し、「地道に一歩ずつ」そしてスピード感を持って対抗していきましょう。