懐が狭く浅い日本政府
- 2018年01月05日
菅官房長官がBSフジの「プライムニュース」で、日韓合意について「1mmも動かさない」と強調しました。
これは、韓国側が日韓合意について、新たな対応を求めてきても応じる考えがないというものです。
昨年末には河野外務相も「合意を変更しようとするのであれば、日韓関係がマネージ不能となり、断じて受け入れられない」と発言、外務相・官房長官ともに「聞く耳持たず」という頑なな態度を示したことになります。
この態度はいかがなものでしょう。
例え、大統領が替わっても、国と国の合意は普遍のものという基本は理解できますが、その後ろにいる国民が納得できない合意であり、新たな大統領が前大統領の行った日韓合意の検証をした結果、瑕疵があったとの結論に至り、国民にそのことを認めたからには、合意の相手国として基本的な合意内容は確保しながらどのような対応が出来るのか協議を行う姿勢があってもいいはずではないでしょうか。
これが、相手が米国だとしたら1mmも動かさないと答えるでしょうか。無理でしょうね、これまで多くの理不尽な対応をされてきても一言の文句も言わずに従ってきています。
しかし、相手が韓国であるということでこのような態度であれば、自らより上に位置すると思っている国には従順で、下に位置すると思っている国には高飛車な態度を取る、まさしく国によって態度を変える三流国とみなされるでしょう。
韓国国民が抱く日本への印象は、また悪くなっていくでしょうし、根本的な所での理解は深まっては行かないでしょう。