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戦死者の弔い

  • 2014年08月20日

 今日は、敗戦後69回目の「函館市戦没者追悼式」が開催されました。

 市長の式辞、黙祷、追悼の辞が終わり、日本詩吟学院函館支部長:千葉岳憲氏による献吟が行われました。

 題名は「靖国の・・・。」だったと思います。「死んだら靖国に英霊として祀られる」「靖国で会おう」などに象徴される靖国です。

 翻って、アベシンは集団的自衛権が行使され、海外にて自衛隊員が戦死した場合、どのように弔うのでしょうか。

 今の自衛隊においては「戦死」という想定が無いことから、命令を受けて戦地に派遣され、そこで戦死しても訓練時の死亡と変わらない取り扱いとなるようです。

 しかし、現実的には政治家の判断により、戦地に派遣され、様々な場面に遭遇して戦死した自衛隊員は、紛れもなく国家のために戦いそして死亡したことになります。

 靖国神社は明治維新以降、国のために戦死した方々を祀るための神社と位置づけられています。

 米国のアーリントン国立墓地ような国立の施設が無い日本は、靖国神社に祀られる事になるのでしょうか、それとも千鳥ヶ淵戦没者墓園ということになるのでしょうか。

 しかし、千鳥ヶ淵戦没者墓園は第二次世界大戦に置いて、軍属・軍閥・民間人で身元が判らない、また引き取り手がいない遺骨を祀る施設で、新たな戦いによって犠牲となられた自衛隊員の遺骨を祀る性格の施設では有りません。

 結局、靖国神社に英霊として祀ることになるのか、国家としての対応はどうするのか、遺族の心情はどのように配慮されるのか、政教分離の建前はどうなるのか。

 アベシンとその仲間達は、何も考えずに今日もゴルフをしていたようです。


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