戦没者追悼式でコピペ(ブログ3314)
- 2023年08月19日
戦没者追悼式が今年も行われました。「天皇陛下のお言葉」の後に行われた岸田氏の式辞を皆さんはどのように感じたでしょうか。
新聞に天皇陛下、岸田氏の全文、衆院議長、参院議長の要旨が掲載されましたが、それを読んでも、岸田氏の式辞は内容が全く無味乾燥。この国の総理大臣として国民に訴えるものを感じることが私は出来ませんでした。
その後の報道を見ると、たったの660字の式辞でしたが、その9割が22年の式辞と内容が同じ、すなわち「コピペ」で済ませた内容です。
一言一句全く同じで、追加されたのは、戦没者の遺骨収集の部分の92字だけ。これは改正法が6月に成立したことを受けてのことで、これが無ければ、100%同じ文章という事になるでしょう。
通常、公式な場での挨拶文は、総理の場合、官邸の事務担当者が作成し、それを副長官や秘書官がチェックして総理に手渡し、総理は内容に目を通して加筆・修文を行いますが、岸田氏は、そのような事も行わなかったのでしょう。
つまり、戦没者追悼式の式辞には「興味が無い」という事です。
G7サミットをご自身の選挙区である広島で開催しても、核廃絶には触れもしない。
8月6日の広島会場でも、9日の長崎会場でも唯一の被爆国である日本の総理大臣としての決意は聞くことがありませんでしたから、8月15日も期待はしていませんでしたが、せめて、遺族の方々に心のこもった肉声を伝えて欲しかったと思います。しかし、部下が作成した文章に手を加えることも無く、9割以上がコピペの文章を恥じること無く読み上げました。
岸田氏は、国の大事な行事にも関心が無く、心を痛めている遺族に寄り添うことも無く、文章を作成する力も無く、思いを伝える力も持たない、タダの凡人である事が露呈された様に思います。