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戦闘機のエンジン提供(ブログ3255)

  • 2023年06月21日

 政府が、今後現役引退するF15のエンジンをインドネシアに提供することで検討に入ったとのことです。

 安倍氏が、これまでの「武器輸出三原則」から「防衛装備移転三原則」に変更し、その運用指針として、①殺傷能力のある装備品の輸出を、国際共同開発・生産の場合に限定②それ以外の装備品は「安全保障面で協力関係にある国」に対する「救難・輸送・警戒・監視・掃海」の分野に限定しています。

 日本は、現在のF15戦闘機の内99機が旧式で改修が困難と判断し、インドネシアのF16にエンジンが転用できることからと言うことを理由にしていますが、F16はまさしく「戦闘機」で、救難・輸送では使用しませんし、仮に領土警戒・監視という理屈を付けても、通常の警戒機では無く大量破壊兵器も含む戦闘能力を備えた兵器であり、ましてや開発や生産目的でない事は明らかです。

 ウクライナへの装備品は今のところヘルメットや防弾チョッキ等ですが、極近い将来にNATO並の武器提供が求められることになるでしょう。

 エンジンの提供はそのためのアリバイ造りとして進められているのではと懸念します。


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