背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

拉致問題(ブログ3503)

  • 2024年03月05日

 昨日、「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る北海道議会議員連盟(道議会拉致議連)」が開かれ、新潟産業大学経済学部教授であり、拉致されその後帰国した「蓮池薫氏」による「拉致問題の事件経過と今後の展望」について約1時間の講演がありました。

 これまで10人以上に及ぶ拉致被害者がどのようにして拉致されたのか、さらに、日本以外の拉致被害者のその後など、当事者としての生々しい実態を聞くことが出来ました。

 また、今後の展望として、<昨年以来、岸田氏の発言が「拉致問題が他の問題より先」と話したこと、併せて、核やミサイルという言及が無くなったこと、「人権問題」から「人道問題」と言葉が変化したこと等で、人道レベルを強調したことは、北への食糧などの支援の含みを持たせるメッセージとなったこと、さらに今後、拉致被害者も高齢等で亡くなった場合には北のカードが無くなることなどの状況があることで、金正恩氏の妹である金与正氏の日本向け発言があった他、金正恩氏が能登半島地震の見舞い文書で「岸田首相」に「閣下」という敬称を使用したこと等の変化が現れ、日本にボールを投げた形になっている。>との見解を話しました。そして、<横田めぐみさんや他の拉致被害者の生存確認と返還を早急に行わなければ、カードの時限が迫ってしまう。まさしく今で無ければならない。会えなければ拉致問題は終わる。終われば日朝関係は半永久的に築けない。>と締めくくりました。

 今朝の新聞では、拉致家族会が岸田氏と面会し、「今までの北朝鮮の態度が明らかに変化してきている。またとないチャンスを具体的成果につなげて欲しい。」と訴え、岸田氏は「切実な思いをしっかり受け止める。強い覚悟を新たにしている。」と答えたことが報道されました。

 まさしくこれが今までのように「やっている感」ではなく、現実の動きとしてボールを投げ返すことで、1日も早くこの問題を解決に導くべく努力して欲しいと思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.