接種スケジュールは?
- 2021年02月24日
ワクチン接種のスケジュールがズルズルと後退しています。
優先接種の医療従事者も当初予定の370万人から100万人も増えて470万人となりましたが、これもお粗末な話で、厚労省は全国の医療従事者を把握していなかったことになります。
一方、ワクチンの輸入は第1便と第2便の84万回分の後は全く目処が立たず、このままでは医療従事者の接種が終わるのが何時になるのかも明らかではありません。
河野担当相はファイザー社の製造が軌道に乗るのは5月以降になると話し、今後の具体的な接種スケジュールには口をつぐんでいます。
努力はしているのでしょうから輸入できないのは仕方がありませんが、高齢者の接種が4月から遅れると、国民の不安を煽ることにも繋がります。
その後の基礎疾患を持っている方への接種は、「自己申告」となるようですから、早く接種したい方は基礎疾患を持っていると誤魔化すことも想定されます。
そうなると基礎疾患と想定している820万人も変動するかも知れませんし、正直者は○○を見るような事があっては、秩序も崩壊するでしょう。
河野担当相は、テレビ出演で今後のワクチンの供給と接種日程について「今週中にある程度の決断をしなければならない。」と発言しましたが、国外製薬会社の輸出計画が明らかにならなければ、何をどのように決断するのかさえよく分からないことになります。
このままでは各自治体での接種計画は作成のしようがありません。
「最終兵器のワクチンで五輪開催を」という目論見も絵に描いた餅になりかねません。