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接種計画は

  • 2021年02月04日

 コロナウィルス感染症への力強い武器として、ワクチン接種の準備が各自治体で始まりましたが、肝心のワクチンがいつ日本に入ってくるのか、各自治体はどのように体制を整えたら良いのかが未だに明らかにならず、情報不足が逆に不安をかき立てています。

 そんな折り、道新の1面に「札幌市 接種完了年越しか」という記事が掲載されました。 政府は札幌市の規模の自治体に対して1週間当たり12万回の接種を求め、今年の11月までの完了を想定しているのに対し、札幌市は、仮に1日2万人に接種できたとしても200日かかる。ワクチンの接種方法など課題が多い、と困惑しています。

 政府は、最初の医療関係者1万人(接種後の経過観察を目的にする事から国立病院機構などの医療者で希望者)は国が接種を行い(従事する病院内で接種)、その後3月中旬から医療従事者約300万人(従事する病院内で接種)を都道府県が行い、以降、市町村が実施主体となって65歳以上の高齢者約3,000万人から4,000万人に対して3月下旬から随時実施(何処で実施するのかは明かではない)、それが済んでから基礎疾患を有する方約820万人に対し4月から実施、それから、介護従事者、そして60歳から64歳までの方と続き、次にそれ以外の国民に接種(妊婦と16歳未満を除く)と続きます。

 札幌市は人口約200万人、1人2回接種することから400万回の接種を行う事になりますが、これまで毎年行っているインフルエンザ予防接種を参考にすれば、市内800カ所の医療機関で週5万回の実績があり、これをあてはめると約20ヶ月の期間を要し、4月から初めても来年の12月になるとのこと。

 札幌市のように医療機関が集中している大都会でも予想以上の時間がかかるのに、北海道は広域分散型の地勢を持ち、医療過疎地も多く点在しています。

 果たして、道民に素早く接種することが可能なのか、具体的な接種計画はかなり難しいものとなることが想定されます。


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