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放射線防護施設(ブログ3882)

  • 2025年04月07日

 能登半島地震では志賀原発は休炉中だったことが幸いしましたが、仮に稼働していたらと思うと、冷や汗が出てきます。

 能登半島地震が原発事故を誘発した複合災害で放射線が排出されととしたら、避難が困難な要配慮者のために用意されていた「放射線防御施設」が使用可能だったのか。

 志賀原発のある志賀町では12カ所の防護施設のうち、その半分にあたる6カ所で損傷や異常が起き、普通の非難場所としても使用できなかった事が明らかになりました。

 放射線防護施設は、内側に放射線が入り込まないように、内部の気圧を高くするための陽圧器が稼働し、フィルターで放射性物質の侵入を排除することになっていますが、装置が機能しなかったり、柱や天井が損壊したりスプリンクラーで水浸しになったりという建物被害により、使用が不可能となっていました。

 同じような心配が、柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市や川内原発のある鹿児島県川内市でも明らかにしています。

 さて、それでは泊原発UPZ(30km)圏内は大丈夫なのでしょうか。

 もしも複合災害が起きた場合は、最低でも3日間防護施設に避難しなければなりません。 指定されている学校や病院、福祉施設が、志賀町と同様と言うことは無いと信じたいと思いますが、このことも、具体的に調査をしておかなければならないと思います。


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