政倫審拒否(ブログ3580)
- 2024年05月21日
自民党委員も含めた衆議院政治倫理審査会(政審倫)が、政治資金パーティー裏金事件を受けて、今後の審査対象として、これまで政倫審出席を拒否していた自民党議員44名の政審倫出席の意向を再確認することにしましたが、44人全員が出席を拒否しました。
この方々は、額の違いこそあれ受領額2000万円以下(2000万円以上の議員は検察で事情聴取。結果全員不起訴)の方々であり、収支報告書にも記載せず、何に使用したのかは全くのブラックボックス、さらに、 その所得に対しての税金も支払わない。
国民の納税義務を横目で見ながら不労所得にニヤニヤ、税務署も追徴事務を行う事無く、自民党・検察・税務署の三位一体で闇に葬ろうとしています。
さすがに、名前の挙がった議員達はキックバックの額も明らかになったことから、地元では言い訳に明け暮れているでしょう。そして、「二度とこういうことが起きないように努める。」などということを平気で話しているはずです。
仮に、二度と起きないようにと本当に思っているのであれば、政審倫に出席し、どのようにキックバックを受けたのか、問題意識は無かったのか、何に使用したのか、再発防止のためには何を行うべきか等を明確に話すべきではないでしょうか。そうでなければ、地元の有権者にも二枚舌を使うことになります。
一方の参議院でも同様に、各会派による政倫審がこれまで出席を拒んでいた29名に出席を求める事にしましたが、参議院議員の中でも出席の意向を示している議員はおりません。つまり、自民党の議員は衆議院議員であろうが参議院議員であろうが、裏金問題には口をつぐむということに、何の罪悪感も持ち合わせていないと言うことになります。
政治資金改革にも後ろ向きで、今に至っても抜け穴を探っている自民党。
明らかにすることが出来ない岸田氏の党内でのグリップの無さ。
国民から見たら、ダメダメの上塗りにしか見えません。