政権による人災
- 2020年07月17日
今日のブログは記念すべき、ゾロ目号となりました。
宝来町にある、「たつみ食堂」のように「無休1万日」を目標にするにはおこがましいと思いますので、コツコツとやっていきたいと思います。
さて、GO TOが東京都を除外して実施すると決められました。
なんと、その決定は昨日では無く、一昨日に安倍晋三氏と菅義偉氏が会談してすでに方向性を決定し、その後に官邸で安倍晋三氏と西村コロナ担当相が話し合い、昨日の午後、大雨被害地から戻った赤羽国交相に伝えられたものです。
西村担当相は、一昨日・昨日の国会の衆参予算委員会においてもそのことをおくびに出さず答弁を続けていました。
そして、西村コロナ担当相も安倍晋三氏も「国交相が決めること」と責任を丸投げにし、肝心の国交相は決定の蚊帳の外に置かれて報告だけを聞いたということです。
私が国交相だったら「ふざけるな!」と激怒してしまいますが、赤羽一嘉国交相はよほど人間が出来ているのか、信仰のせいなのか、それとも温厚な性格なのか、逆に官邸に信頼を置いていないのか、とても穏やかです。
公明党から推薦した自党の大臣が小馬鹿にされたことを、公明党は抗議をしても良いのでは無いかと思います。
GO TOトラベルは、多くの国民も疑問が払拭できていません。
果たして、国内のコロナ感染状況は収束したのでしょうか、それとも収束に近づいているのでしょうか。
誰も今がそのような状況に無いことは分かっているのです。
東京都が「東京アラート」を出す基準は、1週間、1日当たりの感染者が20人を割ったらアラートを解除、50人を超えたら再発動するというもので、さらに、PCR検査数に占める陽性者の割合はこの直近で6%に達し、6月の1~2%の数倍に増幅し、夜の街由来だけでは無く感染経路不明がどんどん増え、市中感染に至っているのも関わらず、小池知事は何の手立ても講じず、東京アラートも発動せず、お店に安心ステッカーを張り出すことで、対策を打っていると言っています。
そして、今日は更に昨日より増えて293人となっています。
こんな状況でも国は感染対策より経済対策を優先しようとしていますし、医療機関を代表しているはずの新型コロナ対策分科会・尾見茂会長さえも、しっかり政府に取り込まれてしまったのか「旅行自体に問題は無い」と発言し、感染拡大を防ぐために旅行を控える必要は無いとの見解を示しました。私たちは誰を信じて良いのか分かりません。
これまではイベントも最大5,000人としていましたが、8月からは無制限となり、プロ野球もサッカーも数万人が観戦に殺到しますし、そうなれば今のように「声を出さないで応援」とはならず、大声援となるでしょう。
政府は、感染者数が増加し第2波となりつつある事態にあっても、緊急事態宣言の再発動をすること無く、対策も講じようとしていません。
これまでは自然の厄災でしたが、これからは政権による人災となってしまいます。全て後手後手だった政府は、また同じ轍を踏み、国民を犠牲にするつもりなのでしょうか。