政権交代が近づくと閣僚も変化する
- 2009年02月24日
衆議院議員選挙が取りだたされて久しくなり、いつ総選挙になるか不透明な日々が続いている。
日を追うごとに内閣支持率は低下し、今や二桁台も風前の灯火となっているが、ここに来て、閣僚の発言に変化が生じてきている。
どちらかというと今までには考えられない発言で、地方や国民の視線に近づきつつ有るような気がするのは私だけではないと思う。
例をあげると
・金子国土交通大臣:国の直轄事業に対し、当該地方からも応益負担を求め る直轄事業負担金のあり方について見直しを検討する。→今まで、地方6 団体が事あるごとに見直しを求めていたにも関わらず、一考に見直す考え を示さなかった課題について、地方の声を考慮した。
・鳩山総務大臣:「かんぽの宿」オリックスへの一括売却について、入札の あり方や見積もり、購入後1年以内の売却等に疑義が有るとして契約を白 紙撤回した。→郵政という巨大組織の民営化に群がり、漁夫の利を得よう とする「まち金」の親分に一矢を報い、国民の財産である「かんぽの宿」 の適正評価に道を開いた。
・石破農林水産大臣:国の減反政策の見直し発言をし、休耕田の再活用を検 討→39%の食料自給率向上と、新たな就農によって、雇用政策に結びつ ける一石二鳥の政策となる。
これらは、私たちにすると当たり前のことですが、今までの硬直した政府では、発言することもはばかれていた事柄であった。
政権が変われば、これら以外にも様々なことが当たり前に動き始めることになる。期待したい。