政治活動費(ブログ3713)
- 2024年10月14日
選挙戦前日となりました。
政治とカネを批判されていた自民党石破氏は、前の日まで「政治活動費(政活費)は今回の選挙でも使用する」と話していましたが、国民から反発を受けかねないことを危惧して「選挙に政活費は使用しない」と前言を取り消しました。
何を考えて発言しているのか本人も分かっていないという状況なのか?それともこれがトップと言うことなのか?石破氏だけではなく、岸田氏も朝令暮改は日常茶飯事でした。
さて、政策活動費として自民党が選挙に使用してきただろうとされるのは、国政選挙のたびに約20億円近いお金です。
しかも、その内容は検証ができません。そうです。領収書もいらないお金ですから。
改正された政治資金規正法では、その使途を10年後に公開することにしていますが、5年間の時効が過ぎた後になる事からまったく法的に問われることはありません。だからこそ、立憲民主党を含めた野党は政活費の廃止を求めています。
その政活費の原資は、企業・団体からの寄付の他、約300億円の政党活動費も含まれています。
ご存じの通り政党助成金は、企業・団体からの寄付を禁止する代替え措置として、各政党に支給されることになった私たちの税金です。
ですから本来は、政党助成金の支給と供に企業・団体の寄付は廃止することになっていたはずですが、政府の不作為でそのままとなっており、自民党の都合の良い姿のまま今も続いています。
これと、政党助成金が一緒くたになって政策活動費として各政党が好きなように支出しています。つまり、私たちの税金である政党交付金が領収書もいらない「つかみ金」として使われてきたことになります。
政党助成金は、国民一人当たり年間250円分の税金と言うことになります。
使途は明らかにすべきですよねえ自民党さん。