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教訓は生かされるのか

  • 2016年04月16日

 九州熊本の地震はその被害が日を追う毎に大きなものとなり、被害者も残念ながら増えています。

 お亡くなりになられた方へ、心からお悔やみ申し上げますと共に、被災された方々にも心からのお見舞いを申し上げます。

 春まだ浅い中、避難所で過ごす不安は何とも言い表せないものだろうと思います。

 一方、今回の避難のあり方と、避難所の生活については、5年前の東日本大震災での教訓が果たして生かされているのでしょうか。

 病院へ入院中の患者の皆さんは、被害の少ない他の自治体の病院に無事に収容されたのでしょうか、福祉施設に入所していた方々は、同じく他の施設に収容されたのでしょうか、高齢の方は共同避難所で安心して投薬を受けているのでしょうか、女性の方々はどうでしょうか。

 避難所で最低限のプライバシーが守られるよう、ダンボールでの仕切りは、冷たい床ではなくダンボールによる簡易ベッドは、着替えは、洗濯は、食事は、風呂は、避難期間が長くなればなるほど、これらのことがどのように配慮されているのかが問われます。

 地震と火山の二大自然災害が頻繁に起こる国で、これまでの激甚災害の教訓がどのように生かされ、その準備がどのようになされているのか、今回の九州熊本地震が3・11以降の5年間、国や自治体が災害とどのように向かい合ってきたのかが問われるものと思います。


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