文献調査説明会(ブログ3816)
- 2025年01月26日
昨日、函館市において「NUMO」主催の「文献調査報告書説明会」が開催されました。
NUMO坂本理事の挨拶からはじまり、NUMO側の出席者、政府経産省の資源エネルギー廃棄物担当課長など10名程の出席者の紹介がありましたが、挨拶そして出席者紹介に対して誰も拍手せず、少し異様な雰囲気の中で説明会が進行しました。
説明会は3部構成となり、1部=これまでの推移、2部=文献調査の内容説明、3部=今後のプロセスで、各部の説明が終了した段階で、参加者が質問を記載したペーパーを回収し、最後に質問に対するNUMO側の考え方が示されました。
1部から3部までの説明はNUMOペースで淡々と進み、その後いよいよ質問への回答の時間となりました。
質問は70数項目が有り、質問に関わる担当者から説明がありましたが、双方向の説明会とはならず、NUMOが一方的に答弁するだけで、それに対する再質問は出来ない方式となっていましたので、参加者のストレスが溜まる進め方だったと思います。
最後に経産省の課長から、政府への質問への答弁と、高レベル放射性廃棄物最終処分場に関する政府の見解が語られましたが、「必要な処分場が無いのだから、どこかに建設しなければならない、そのための説明会である」という、開き直ったような話し方には、違和感を感じました。
このようにNUMOと政府の言い訳を聞いているような説明会では、なかなか理解を得る事は難しいのではないでしょうか。
そして、20数回予定されている説明会は、どこも同じような空気が漂う説明会なのだろうと思いました。