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文献調査説明会(ブログ3843)

  • 2025年02月22日

 NUMOによる高レベル放射性廃棄物処分場の文献調査説明会が18日に終了しましたが、そこで出された質問が1,800件を超えたことなどから、報告書の縦覧期間を1ヶ月間、そして報告書に対する意見の受付期間も1ヶ月半延長することになりました。

 各説明会は、概ね2時間という時間設定がされており、説明に対する質問は書面で受け付け、そこから抜粋して答弁するという手法が各地で不評を買ってしまいました。

 理解の促進は、双方向のやりとりが必要ですが、NUMOは時間がかかることを極力避けると共に、争点となりそうな質問を避けたという事なのでしょう。

 20日の道新朝刊でもこのような運営に対し、疑問の記事を掲載しました。

 18日に開催された道議会産炭・エネ特別委員会においても、私からNUMOの説明会の進め方について、問題点を指摘し、経済部の職員も説明会に参加していたことから感想を問いましたが、主催がNUMOである事からか、答弁がしづらそうでした。

 NUMOは一貫して道内2カ所の自治体について、次に予定されている「概要調査」の候補地になり得るとの見解を示しています。そして、説明会で寄せられた意見を踏まえて見解をまとめ、最終的には新年度以降に経産相が知事と両町村長に概要調査の可否を問うことになります。

 説明会に参加した方々は、概要調査には反対の意見を持っている方が大半だっただろうと思います。NUMOの回答にも疑問が多く、納得できたとは思えませんでした。説明会で出された意見をNUMOはどのように受け止め、今後、経産相へ提出する見解をまとめるのでしょう。

 何が何でも推進したいNUMOは、「日本のどこかに作らなければならない」ということを錦の御旗にして事を急いているのでしょう。しかし、賛否の割れる案件こそ十分に時間をかけて結論を導くべきなのでは無いでしょうか。


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