文科省は伏魔殿
- 2018年07月28日
東京医科大前理事長「まあ、来年は絶対大丈夫だと思いますが、もうあと5点、10点欲しかったね」、文科省佐野局長「本当に申し訳ございません」、東京医科大前理事長「ブランディング事業について是非」、文科省佐野局長「一番の殺し文句はですね、『これで新しい学問領域を作ります。』じゃこの件は承りましたので」、コンサルティング会社谷口「予約入学ですね」。
生々しいやり取りですが、この音声データーがJNNのスクープで明らかになりました。 誰がどのような目的で録音したのかは分かりませんが、この密会に出席した誰かなのでしょう。
後々、言った、言わないということがないようにという為のものなのでしょうが、それが仇となり命取りになってしまいました。
また、医療コンサルタント会社役員から接待漬けにされた文科省統括官が、スポーツ庁幹部を紹介、この会社役員の関連会社へ事業を委託、さらに統括官が理事をしていたJAXAの関連会社に再委託されていたという事件も発覚しました。
加計学園に関わる文書で「行政が歪められた」と、辞職した前川喜平前文科事務次官が嘆いていましたが、子息の裏口入学のために補助金支給選考に不正を働いたり、贈収賄による文科省委託事業に関わり、自分が関わる企業が受託するように裏工作をしたりという、安倍晋三氏が行ってきた政治と行政の私物化の悪弊が蔓延してしまったのか、文科省はまさしく伏魔殿と化してしまったようです。
まず文科省の官僚達にこそ、人の道とは何かという「道徳」を学び直す必要が有るように思います。