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新しい年を迎えて(ブログ3442)

  • 2024年01月01日

 皆様には新しい歳をつつがなく、そして穏やかに迎えられましたこと、心からお慶び申し上げます。

 昨年は、本当にめまぐるしい1年でした。何より、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区侵攻による民族殲滅という国際社会を敵に回した残虐行為に対し、世界は何もする事が出来ませんでした。

 また、ロシアとウクライナの戦争は長期化の様相を呈し、解決の糸口も見つかりません。国粋的なリーダーによる自国ファーストの考え方は、国際法をも踏みにじる独善的な行動を肯定しています。

 また、地球温暖化による異常気象は限界に達し、国連のグテーレス事務総長は「地球は沸騰している」と評しました。ハワイ、カナダなど多くの大規模山火事、渇水と大雨、日本も過去最悪の夏を経験しましたが、コップ28の協議では化石燃料の廃止には向かわず、脱化石燃料となり、再生可能エネルギーによる発電を現状の3倍にする他に、原発を現状の3倍にする決議も採択されてしまいました。

 海洋プラスチックも徐々に影響を及ぼし、ハワイ大学の調査では妊婦の胎盤にマイクロプラスチックがほぼ100%の割合で検出された事が報告されています。人類の身勝手な行動は地球を崩壊へと導き、既に人類にはブーメランが返ってきています。

 我が国では、永年のアベノミクスの弊害が噴出し、円相場が150円台に達し、未曾有の物価高騰に補正予算で対策を打っても焼け石に水、借金は雪だるまのように膨らんでいますが、そのツケを社会保障費に廻し国民負担で凌ごうとしています。

 年末には、自民党という怪物がその身に抱えている毒素が表出し、多くの所属議員が「裏金」という政治資金規正法違反に手を染めていることが明らかになりました。この事件が「1強怪物」の終わりの始まりとなることを願って止みません。

 道政も機能低下が著しく、電通北海道に委託したコロナ集団ワクチン接種の過請求、シグマスタッフに委託した介護人材派遣の水増し請求など、チェックもせずに言われるまま支払っていたことが判明、さらに、キャリアリンクに委託していた低所得世帯への物価高騰支援金の誤支給も発覚、事業の丸投げが委託業者に隙を与えたことのなりますが、鈴木知事はこれら事件の検証を行おうとしません。

 今年は、中央政府も北海道庁も国民・道民に何を示す事が出来るのか、リーダーが自分ファーストにならず、問題に真摯に取り組む姿勢が求められます。私も道政のチェックと政策提言に努力をして参ります。


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