新人の質問といじめ問題
- 2021年12月06日
道議会は、代表格質問が終了して今日から一般質問に入りました。
今日は、9月に執行された旭川市選挙区補欠選挙で当選した2人の新人道議の質問があり、新鮮な感じで聞いていました。
二人とも、選挙区である旭川市で起こった「いじめ自殺」事件についての道教委の対応を質しましたが、道教委・教育長は、「問題が発生した当初から『いじめ』と認識して調査するようにと旭川市教委に助言してきたが、旭川市教委はそのような認識に立っていないと反論しており、その後も、必要に応じて助言を続けたきた」と答弁しました。
一見、「道教委として対応すべきことはやってきた」と、自らの責任ではないことを主張していますが、いくら道教委と市町村教委が対等の立場だとしても、それで良しとする道教委の対応は責任を回避しているとしか聞こえてきません。
いじめを受けて自殺するまでの被害者の心情や保護者の無念さは、想像を遙かに超えたものと言わざるを得ません。
常軌を逸したいじめの要求には、女性として尊厳を崩壊させる性的辱めも含まれていました。
さらに、当該校の教頭に至っては「加害者10人と被害者1人の未来のどっちが大切か」と公然と話していたことに、教育者としてよりも人間としての、価値を疑ってしまいます。
早くこの問題の全容が明らかになり、二度とこのようないじめが起きない対策が講じられるように道教委にも具体性を持ったいじめ対策を求めなければなりません。