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新任務付与

  • 2016年10月25日

 南スーダンでのPKOで、武器を使用した「駆け付け警護」「宿営地の共同防護」の新任務が付与される事になるようです。

 任務遂行にあたり、隊員の安全確保のため活動範囲は首都ジュバ周辺に限定することになりそうです。

 何か変ですね。

 政府はこれまでも「首都ジュバ周辺は落ち着いている」との見解を示し、南スーダンの首都ジュバを視察した稲田防衛相も「現地は比較的落ち着いている」と述べています。

 既に首都ジュバにおいて7月にもおよそ300人もの死傷者を出した戦闘があったという現実を見ようともしません。

 仮に、ジュバ周辺が落ち着いているのであれば、ジュバ周辺に限定する「駆け付け警護」の必要性は無いと言うことになります。

 むしろ、新たに増派されたアフリカ諸国を中心とした兵士が活動しているジュバ以外の地域こそ「駆け付け警護」が必要なのに、新たな任務ではそこには行かないということです。それでは「駆け付け警護」の新任務とは何の意味を持つのでしょうか。

 さらに「宿営地の共同防護」ですが、これは宿営地にその事態がおこた場合、避けることができません。

 自民党の防衛族議員は「付与されても実際にその任務を行う事態は避けなければならない。」と発言しています。

 犠牲者が出たら大変だとの思いでしょう。

 であれば、何で「宿営地の共同防護」の新任務を付与するのでしょうか。

 安保法制の面子として「駆け付け警護」、「宿営地の共同防護」の新任務を付与するのであれば、まったく馬鹿げた話です。

 中国では、自軍の撤退も検討しているとも報じられています。


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