背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

新党名と同流の意義

  • 2016年03月15日

 民主党が維新との合流により新党名「民進党」となりました。

 これまで、長く親しんできた党名が変わることには一抹の寂しさがありますし、何か一つの時代が終わった様な郷愁感に包まれます。

 しかし、そのことにばかり囚われていては当初の目的を果たすことが出来ません。

 大同団結したのは、安倍晋三に鉄槌を下すためという大きな大義のためであり、そのことによって安保法制を廃案にする一歩とし、立憲主義を守り、憲法を擁護する政権を実現することにあります。

 自民党は選挙互助会とか、民・共合作とか言われていますが、目的達成のために思いを一緒にする方々と協力し合うことは当然のことであり、そのために2党が合流し、さらに多くの党と協力を求めるのは、例を他に求めれば社会一般では良くあることです。

 共産党との協力も、連立では無く、統一会派でも無く、目的達成のためにお互いに何が出来るかの結果以外、なにものでもありません。

 与野党問わず、政党は常に離合集散を繰り返し、自ら目指す政権樹立のためにエネルギーを注ぎ込むものです。

 そして、今年の参議院選挙、何時行われるのか予断を許さない衆議院選挙は、戦後の歴史上最悪の総理が進める独裁政権に歯止めをかけるための戦いであり、平和と人権を守るための大きな試練です。

 これまでの選挙とは違った緊張感で事に当たらなければなりません。

 そして、外野の声には一喜一憂しないことも肝心です。

 自民党は、新党名の公募について、「自ら決められない党である」、「公募で決めるのはポピュリズム(大衆迎合主義)。選挙互助会の決め方だ」と批判していますが、今の「自由民主党」という党名も、実は公募によって決められたものだと言うことが2006年に発行された「自由民主党史」に記載されていることが判りました。

 これによると、1955年の自由党と日本民主党の合流時、「党名を党内外から広く公募した。」と説明、主要紙に「奮って応募願います。採用の党名には記念品を贈呈」との広告も出していたということです。

 自らの党の歴史も知らずに他党を批判する自民党の方々は、まさしくブーメランを食らうでしょう。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.