新大臣も規制法違反か(ブログ3054)
- 2022年11月22日
寺田前総務省の後任として、岸田氏が指名した松本剛明氏が自身の政治資金パーティーで政治資金規正法に違反している疑いがある事を「しんぶん赤旗」が伝えていました。
赤旗によりますと、<松本氏の後援会の収支報告には、18年~20年までのパーティー収入として、18年:2,160万円、19年:2,160万円、20年:1,988万円と記載されており、1枚2万円の場合、いずれの年も約1,000人分の購入があったことになりますが、開催されたホテルの宴会場の最大収容人員は立席で600人、と400人であり、パーティー券販売枚数を大きく下回ります。
最大収容人数が400人のホテルでは、「400人を越えると会場がひしめき合う状態になる。」としています。
神戸学院大学の上脇博之教授は「政治資金規正法では、パーティーを『対価を徴収して行われる催し物』と規定しており、参加予定の無い者がパーティー券を購入した場合は『対価』とはならず、政治資金規正法上の寄付にあたり、『松本たけあき後援会』はそれらを寄付として政治資金報告書に記載していないことから、同法に違反する疑いがある。」と話しています。>スクープしていました。
政治資金規正法を所管する総務省の大臣である松本氏はこの問題についてどのように説明をするのでしょうか。
頭をかいて収支報告書を訂正すれば良いという問題ではありません。なにせ、3年間も同じように収支報告を行っていたということを、単純な間違いで済まそうなどとは虫が良すぎます。
また、当日急に出席が出来なくなった方が出たとしても、パーティー券購入者の約半分とは考えられません。
岸田政権は一月の間に3人の閣僚が辞任しています(事実上の更迭)。寺田氏に次いで、松本氏も政治資金規正法を所管する総務大臣として「すねに傷」を持っているとすれば、目も当てられません。
その他にも、自身の政治団体が妻と母に地元の事務所の賃料を支払っていた事が国会で指摘され、その釈明も十分に出来ていない秋葉賢也復興相も控えています。
火種は消えること無く燎原の火のように広がっています。
岸田政権はある意味で最悪の政権になろうとしていますが、残念ながらこの難局を乗り越えるだけの力量がありませんし、自民党も公明党も冷たく見放しています。
さて、残るのは瓦解だけなのでしょうか。