新年にあたって
- 2016年01月01日
昨年一年、皆様には恙なくお過ごしになられ、また2016年の新しい年を健やかにお迎えなられましたこと、心からお慶び申し上げます。
2015年、平成27年という年は、総理大臣が国民に嘘をつく事を何とも思わず、憲法を蔑ろにし、国家運営の礎である立憲主義も否定、辺野古への強行を見るように国が上位という地域主権から中央集権への統治構造の回帰、富の再配分をせず富裕層を優遇し、貧困層を侮蔑して搾取に走る政策を何の躊躇いも無く推し進め、日本国民が戦後70年間大事に培ってきた平和と民主主義、そして憲法によって支えられてきた権利擁護が、一人の独裁者とそれを是認する取りまき達によって、いとも簡単に崩壊させられてしまった歴史に残る一年となってしまいました。
併せて、国会や国民を軽視することを厭わない政府と、これを批判をしないマスコミ、右傾化する国粋主義者の台頭など、言いようのない不安と恐れに包まれた私達は、この独裁政権への対抗軸として、思い切った戦略を描かねばならない切羽に追い詰められてしまいした。
皆様から付託を受けている私達は、北海道という地方から中央政党に対し、党の都合という小異を捨て、国難を救うという大同に就くため、『与党対全野党』の構図を早急に作り上げなければなりませんし、今年を日本の救国元年と位置づけ、リベラルの総力を結集し、実現する責務が求められていると思います。
さて、自・公政権が昨年秋の臨時国会を開催しなかったことから、今年は6日に通常国会が召集され、およそ半年間にわたり、様々な:議論が交わされることになりますが、昨年からの積み残しとなっている、安保法制の具体的な問題点、TPP大筋合意に関わる国会議論、辺野古基地移設問題、電力自由化と原発の再稼働、消費税の軽減税率に関わる課題、下降の一途を辿る経済、テロや難民への対処など、重要な問題が山積しておりますが、自・公政権は、自らにとって都合の悪い全ての課題を夏の参議院選挙後へと後回しにしたいようです。
しかし、これらの課題は、私たちの生活に密着したものばかりであり、一刻たりとも先送りにすることは許されません。
そして、私たちの身近な問題として、医療、福祉、介護、年金、教育、などの他、地方創生、新幹線など、待ったなしの問題について、国会においてきちっと議論を重ねて欲しいものと思います。
1日も早く、安倍晋三を政権の座から引きづり落とし、国民にとって平穏な1年となりますことを心から祈念して止みません。
皆さんにとって今年が良い歳でありますように改めてお祈りし、、年頭のご挨拶とさせていただきます。