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新幹線利用の道外客

  • 2014年11月13日

 北海道新幹線新函館・北斗駅の本州からの降車客について、先の新聞に掲載されました。 この問題は、私が道議会第2回定例会予算特別委員会で、北海道新幹線新函館・北斗駅の交流人口や二次交通利用について調査を行うべきという質問に対し、道として早急に調査したいとの答弁が有り、その結果が所管の特別委員会に報告されたものです。

 北海道新幹線新函館・北斗駅の利用数については当初、経済界が1日約9500人ということで試算し、この数字が道外からの来道客数と思われ一人歩きをしていました。

 しかし、私は当初からこの数字は新駅の交流人口で、乗・降客ということで考えますと単純に半数になるのではないかと、つまり、本州方面からの降車客、すなわち新幹線を利用する来道客は約4750人となると考えていました。

 調査結果は、当たり前のように来道客は9500人の半分の4750人というで、現在考えられているダイヤは10編成ですから、単純計算で1編成475人と言うことになり、1編成の定員は735人ですから、約65%の搭乗率ということになるのでしょうか。

 さらにこの調査では、新函館・北斗駅の利用客の40%が道内客で、60%が道外客とのことですから、来道客4750名の60%が新幹線を利用した道外の観光・ビジネス客と言うことになり、その数は2850人となります。

 いつの間にか交流人口約9500名が毎日道外から新駅を利用すると思っていた関係者の方もおられると思いますが、今回の調査結果では1日の道外客は平均で2850人ということになり、そのうち、函館方面に向かうのは46%ですから、1311人ということになります。

 北海道新幹線の函館方面への効果が年間47万8500人の増に留まる。

 これは、調査結果を単純に計算しただけですからそのまま受け取る事にはなりませんが、一つのデーターとして無視することにもなりませんから、十分な対応策を考える必要があるものと思います。

 しかし、この調査は私が質問して実施したものですが、その調査結果について、未だに何の説明もありません。

 これが道職員の議員に対する扱いということです。


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