新幹線報告書(ブログ3530)
- 2024年04月01日
「函館駅に新幹線を」という大泉市長の選挙公約が動き出しました。
23年度予算で調査予算を計上し、千代田コンサルタントに委託した報告書が函館市に提出され、29日に市長の記者会見、そして議会への説明が始まります。
フル規格とミニ規格を想定し、運行手法も含めて6案を検討した結果、費用はフル規格で161億円~169億円、ミニ規格の場合は157億円~166億円と試算されましたが、この費用については、車両費は含まれておりません。普通に考えると、札幌延伸に使用する車両を現函館駅に乗り入れさせる。つまりフル規格での乗り入れであれば、新しい車両を建設する必要制は無いことになります。
また、東京~札幌間の全ての便を函館経由とする事とせず、仮に往復10便とすれば、そのうちの5便を函館経由とし、残りの5便は札幌へ直通すると言う事も考えられます。
この場合、どのくらいの割合にするかも協議すれば良いことだと思います。
いずれにしても、これから市議会との協議を十分に行い、函館市として一定の方向性が見いだせたら、次は関係機関との協議に入りますが、道の幹部が口にするように「地元が1枚岩になる」事が必要ですし、そうでなければ強い力とはなりません。
出来ない理由を探るのでは無く、どうすれば実現に向かうのかと言うことを函館市民や経済界も対岸から眺めるのでは無く、「自分事」として真剣に考える事が求められます。