新幹線開業延期(ブログ3791)
- 2024年12月31日
北海道新幹線の札幌延伸が2030年の予定から2035年となり、さらに2035年から2038年となりました。
当初計画からこれ程延長になるとは、まさしく国交省や鉄道運輸機構の中枢にいる関係者以外、誰も考えが及んでいませんでした。
沿線の自治体、とりわけ新幹線が停車する新駅舎を建設中のところは、開業に合わせた街づくりの計画を進めていますから、38年開業は全くの想定外であり、計画を大きく改定していかなければならない事になります。
駅舎は出来たが新幹線は来ないでは、地元関係者や住民は納得がいかないでしょう。
先ほども記しましたが、最初の計画は2030年開業でした。
2030年札幌冬季五輪の誘致活動をしている中で、五輪開催に合わせて新幹線の開業を目指すという大きな目標が有りました。
しかし、五輪の誘致を断念したことが大きな要因だったのか開業の5年先延ばしとなり、今回は更に3年延長です。済んでしまったこととは言え、冬季五輪が誘致されていれば国際的な政府のメンツが関わりますから、経費がいくら増えようが人員を手立てしながら間に合わせただろうと思います。今回は、トンネルの難工事が原因ですが、がむしゃらにやったでしょう(沖縄の辺野古のように)。
私は、冬季五輪誘致に反対の考えでしたから、新幹線の延期は飲み込みますが、それでも沿線自治体のために、政府は1日でも早く開業するための努力を惜しんではいけません。