新知事給与3割削減
- 2019年04月24日
鈴木知事が昨日就任し、最初の記者会見で自身の給与を3割削減することを明言しました。
前知事はこれまで行財政改革の名目で長い年月の間、職員の給与を削減し、特別職を含む知事自身も給与を削減してきましたが、行財政改革に一定の目途がついたことから職員給与削減を終了した経過が有ります。
給与復元後にも前知事の給与が削減されていたのは、職員の不祥事に関する監督不行届きの懲戒を自身に科したからでした。
さて、鈴木知事が自らの給与を削減する意図は何なんでしょうか。
何であれ、道の予算に関わる施策を実行するにはそれなりの理屈が必要ですし、何が目的で、それを行うことでどのような効果が有るのかを道民に明らかにしなければなりません。 それが自身の給与であってもです。
そうでなければ、単なるパフォーマンスに過ぎません。
もう一つ、特別職の給与は民間の有識者による「特別職報酬審議会」が、知事や副知事を含めた特別職の報酬が妥当なのかを審議して、その結果を基に支給額を決定します。
つまり、あらゆる観点から検討した結果として報酬額の妥当性が裏付けられています。
若い知事として、財政再建団体から転身した知事として全国から注目度が高い鈴木知事、目立ちたいという気持ちは分からないわけではありませんが、何かにつけて勇み足にならないように。
スタートダッシュをしたい気持ちは分かりますが、新知事としては、まずは落ち着いて静かに船出することの方が賢明ではないでしょうか。