旅行会社の不正受給
- 2021年12月25日
GOTOトラベルを巡って、大手旅行会社HISの子会社が不正受給を働きました。
GOTOトラベルを実施する段階でも給付金や地域クーポン券の詐欺など多くのトラブルが続き、また、その事務を受託した企業が、自民党と日常的に繋がりがある企業であり、事業委託費が膨大な額になった事も記憶に新しいと思います。まさしくGOTOトラブルそのものでしたが、同事業が再実施することになった今、過去の事業に関わる不正が発覚しました。
約6万泊分を不正申請し、子会社2者が不正受給していた金額は約6億8,000万円にも及びます。
利用者が宿泊施設に直接予約をし、宿泊が確定した分を宿泊施設が申請する場合と、旅行会社を通してツアーやパックを予約し、旅行会社が申請する場合がありますが、今回は旅行会社が架空の宿泊を申請して不正に支給を受けていたものです。
この手法は確認のしようがなく、GOTOトラベル事務局が申請に対してさしたる審査も行わずに支給していたというシステム自体に問題がありそうです。
事務局から利用者への確認行為など、厳格化を検討しなければ、また新手の不正受給や詐欺が行いとも限りません。