日本を取り戻す
- 2014年11月18日
「日本を取り戻す」アベシンの得意のフレーズです。
この言葉は、今の置かれている社会状況や身近な問題、日々の生活に何か漠然とした不満を持っておられる方にとっては、「これが本来の日本ではない」だからアベシンの言っている事は「鬱積している何かを解決してくれるはず」と感じるのではないかと思います。
しかし、「日本を取り戻す」とは、何処から?何から?何を?ということが具体性を持って示されていません。
何処から?は、米国からか、中国からか、韓国からか・・・、果たして何処からでしょうか。
何から?は、戦後民主主義からか、リベラル思想からか、立憲主義からか、言論の自由からか、はたまた憲法からか・・・果たして何からでしょうか。
何を?は、天皇制なのか、武士道なのか、家長制度なのか、軍国主義なのか・・・果たして何をでしょうか。
明治から戦前の昭和までは、天皇国家元首制、軍国主義、覇権主義、国家主義でした。
アベシンの言っている「日本を取り戻す」とは、こんな日本のことなのだと思います。