日本ファースト=保護主義?
- 2017年08月24日
民進党代表候補の前原氏が、既存の野党との共闘に消極的で、逆に小池百合子氏が陰のオーナーである「日本ファーストの会」との連携に興味を示しているようです。
日本ファースト(F)の会は、先ごろ離党した細野豪志氏が小池百合子氏の側近である若狭勝衆議院議員と接近していることから、憲法観で通じ合う細野氏を窓口にして接近することが想定されます。
果たして、日本Fの会とは何を目指す政党なのでしょう。
先般、築地市場問題に関するテレビ局の取材に対し、都民Fの会に所属する多くの都議会議員が自らの見解を持ち合わせておりませんでした。
というよりも、Fの会の事務局から勝手に答えないように指導されているようです。
つまりは、個人の見解を明らかにせず、都民Fの会の統一見解を会派幹事長が代表して述べると言うようなシフトを敷いているようです。
つき詰めると、所属都議会議員は、ただの「駒」と言うことになります。
これが政党になると言うのですから、どのような政党になるのかいささか疑問です。
また、政党として発足したにも関わらず、日本Fの会の基本理念、そして何を目指す政党なのかも不明のままです。
単に名前だけで想像すると、トランプの「アメリカンファースト」と「日本ファースト」は同じく自国が一番大事という政策、いわゆる「保護主義」に重点に置き、自由貿易を否定し、他国民排除政策を行う「白人至上主義」ではなく「大和民族至上主義」?、全ての判断基準は、自国にとってプラスになるのかどうかということなのでしょうか。そのような政党が現れること自体に違和感を覚えます。
何せ政策は発表されずですから想像しか出来ません。
離党した細野氏は、静岡知事選に出たいのか、民進党に違和感を持っていたのか判らない方でしたから、得体の知れないものに興味を持つことは勝手ですが、 民進党の中核を為す立場におり、代表選に立候補されるような方が海の物とも山の物とも付かない政党に対し、「政策を見なければ」と含みを持つこと自体、私には考えられません。