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明日から市長・市議選挙

  • 2015年04月18日

 明日から市長・市議選挙が始まります。

 今回の市長選挙は、つい最近まで現職の無風かと思われていましたが、突如、道議選からから鞍替えした「広田知朗氏」が、大間原発の訴訟を取りやめ、国と話し合いによる解決を探るべきとの公約で立候補することになり、一転、二人のガチンコ勝負となりました。

 広田氏は、訴訟を取り下げた上で、原発から30km圏内の他の自治体と連携する他、全国市長会などを通じて国へ建設中止を働きかけるという主張をしていますが、そのことに可能性が少しでもあるのなら、九州電力の川内原発再稼働同意も、薩摩川内市や鹿児島県だけではなくはもう少し周辺の自治体との話し合いに時間をかけても良かったと思いますし、関西電力の高浜原発も同様の事が期待できたはずだと思います。

 また、関西電力の大飯原発や高浜原発に対する再稼働差し止め請求での福井地裁の判決において、国は判決の内容を十分に斟酌し、国の判断で再稼働を行わないと結論を出すこともできたでしょう。

 しかし、国は、原発は国策であるが、再稼働は規制委員会の新安全基準の適合を条件に事業者と地元自治体(旧基準に基づく10kmの限定的な範囲)が判断することと丸投げをしています。

 こと大間原発に対しても、同様の責任逃れをしています。

 そのような国が、30km圏内の他の自治体と連携しようが、全国自治体への働きかけをしようが、態度を変えることは100%無いと断言できるでしょう。

 その可能性を見いだせないから各地で訴訟が起き、函館市も自治体として提訴に踏み切らざるを得なかったものと理解しています。

 広田氏の自信の程を伺いたいと思いますので、この選挙戦では、市民の納得いく様な主張を繰り広げていただきたいと思います。


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