暖冬に思う
- 2020年01月13日
年が明けても道内の気候は穏やかで雪も少なく、暖冬の様相を呈しています。
雪が少ないと、除雪費も軽減され、道路も走りやすく快適に過ごすことが出来ますが、一方では、少雪で各地の雪まつりに影響を及ぼすだけでは無く、スキー場関係者も開設出来ないことから頭を悩ませていますし、北海道の雪を目的にやって来る海外の旅行客もがっかりと言うことになります。
さらに、農業王国である北海道にとって心配なのは、春から夏にかけての水不足です。 昨年も、大野平野においては6月から7月にかけて横津岳の雪溶け水が不足し、米などの育成に支障が出るのではと心配な時期がありました。
今年もこのような暖冬が続くと、昨年以上に水不足が気になります。
更に、冬が暖冬の年は夏が冷夏となると言われ、過去にも幾度か同じようなことを経験しました。
当然、このような気候は経済活動に大きな負の影響を与えることから、雪の少ないことを手放しで喜ぶ気にはなれません。
都合が良いかも知れませんが、理想は冬は寒く、そして雪は山にたくさん降って里は少雪であること。
さても、このような暖冬は地球の温暖化と密接に関連しているのだろうと思います。
温暖化防止策に対し、私たちが出来ることはたくさんあると思いますから、一人一人の積み重ねで、温暖化を解消し、これからも四季折々メリハリのある季節を味わえるよう努力しなければと思います。