曖昧さは美徳ではない
- 2021年02月11日
いよいよ、追い詰められてきました。
この際、12日に予定されている大会組織委員会・評議委員会と理事会の合同会議の場で、自ら辞任を表明した方が良いのではないかと思います。
それにしても、与党からはほとんど辞任まで踏み込んだ発言がありません。(後藤田正純衆議以外)
後は、ありきたりの発言です。
「あえて発言しなくても」という曖昧な態度は、この問題だけでは無く多くの問題にも言えることです。
はっきりものを言うことが苦手な国民性なのでしょうか、厳しい判断を迫られたときには「あちらも立て、こちらも立て」というファジーな態度で敵を作らない処世術が良しとされ、「あうんの呼吸」を大事にしてきたことは、これから通用しなくなるなり、自身の考えをはっきり伝えることが求められる社会になってきています。
外交でも、北方領土問題を曖昧にしたままの交渉です。
ミャンマーのクーデターも、これまでアウン・サン・スーチー氏を支援してきた一方、クーデターを起こしたミン・アウン・フライン国軍総司令官とも交流を深めてきたことから、欧米諸国を中心に批判を強め経済制裁も視野に入れている中にあって、日本としての戦略は持ち合わせておりません。
これからは曖昧さを大事にすることより、方向性を明らかにする政治を行わなければ、国民から見放されてしまいます。
さて、このブログを書いている13時のニュースで、大会組織委員会・森会長が辞任を発表したようです。
サンドバック状態になって、ようやく覚悟が決まったみたいですね。