曖昧な領土への言動
- 2019年02月08日
「北方領土の日」にあたる昨日、東京都内で「北方領土返還要求全国大会」が開かれましたが、この日も、「北方領土は我が国固有の領土」、「4島の帰属」、「不法占拠」という主張は消え、日ロ平和条約締結交渉の進展という言葉に置き換えられてしまいました。
一方のロシアでは、プーチン大統領をはじめ国民の多くは「大戦の結果ロシアの領土となった」と主張、国内に返還の声は見あたりません。
さらに、この日の大会について「北方領土を返せ」という旗が掲げられているにも関わらず、安倍晋三氏が「固有の領土」とも「4島の帰属」とも発言しなかった事に対し「日本政府の言動には一貫性が無い」と冷ややかな反応です。
さらに、ロシアの外交筋には「日本は国後・択捉両島を断念するのか。安全保障の懸念をどう解消するのか。全てはっきりしない」と指摘されています。
国民に曖昧な対応の説明すらせずに、交渉国からも見限られている安倍晋三氏の下では、この問題に関わる解決の糸口さえも見つからないないと思います。