最大の権利の行使を
- 2021年10月13日
期待外れの代表質問が終了し、明日衆議院が解散される事になります。
自民党は獲得議席数の目標を下方修正し、自公で過半数を維持できれば勝利と見なすようです。
最初から守りの選挙を行うと宣言しているようなもので、闘う意思が感じられません。
以前、ある政治学者曰く、選挙には2:3:5の法則があるとのこと。
リベラルを支持するコアな層が2、これまでの自民党的保守を支持するコアな層が3、無党派層が5という構図で、無党派層が政治の行方を握っていることを意味しています。
無党派層はその時々の情勢で投票行為が揺れ動きますから、政権与党にすれば厄介な存在であり、過去に、投票日には「無党派層は寝ていてほしい」と発言した総理大臣もいましたが、私たちは棄権せずに投票所に足を運んで欲しいと呼びかけてきました。
当初から誰に投票するかを決めている方以外の方が投票所に行けば、瞬間的に今現在自身が置かれている経済状況や生活状況等が頭をよぎり、それが判断材料となって投票されるでしょう。
これまではどちらかというと、経済的に困窮している有権者は「政治は誰が行っても同じで何も変わらない」という諦めに似た意識を持ち、その事が投票行為を遠ざけていたように感じます。
また毎日続く忙しさから、少しでも時間があれば体を休めたいとの誘惑が投票所を遠い存在としてしまっているのかもしれません。
そうなれば、当然のように投票率が低迷して現政権の思うつぼとなってしまいます。
これまでもこれからも今の自公政権はシビアで、投票に行かない層には冷たく、投票行為を行う層を中心に予算配分を行います。
とりわけ、安倍氏と菅氏はその傾向が強く、自身の味方は厚遇し、味方では無いと思えば冷遇する政治を続けてきたことを私たちは、その目でたくさん見てきました。
そして、多くの国民はこれまでの私物化された政治に不満を抱いているはずです。
投票所に足を向けて、1票を投じることは政治に参加するということです。
国民全員が、差別も区別も無い社会に、存在を認められ一人ひとりが大事にされる社会に少しづつでも近づくために、重い気持ちと重い体を動かして投票所に向かおうではありませんか。
19日から衆議院議員選挙が公示され、その日から期日前投票も行われます。
自らの生活を自らの1票で変える。それが私たちに与えられた最大の権利です。
棄権は、自らの権利の放棄となります。もったいないことはせずに権利を行使しましょう。