最大規模の補正予算
- 2020年06月25日
道議会も一般質問が終了し、明日から予算特別委員会が始まります。
国会で言えば予算委員会と言うことですが、道議会の予算特別委員会は常に知事が出席するわけではありません。
予算特別委員会は、行政組織である部局を第1分科会と第2分科会に分け、同時並行的に審議を行いますが、この審議は、各部審査といって基本的に部長を中心にしながら各部ごとに質疑を行い、これに3日間ほどの時間を費やします。
また、政策的な課題や知事の政治姿勢に関わるものは知事が出席する「知事総括質疑」に移行し、約半日間の時間を確保して行われます。
今回の補正予算は、道議会史上最高額になる約3,677億円の補正予算に対する質疑となることから、各部審査や知事総括にもっと時間を確保するべきだという意見もあり、当初の予定通りに終了するかは、今後の予算特別委員会の推移次第と言うことになります。
ただ、3,677億円の補正予算と言っても、そのうち約2,274億円は中小企業などへの無利子融資の原資となる金融機関への預託金や利子補給金、担保の代わりとなる信用保証協会への保証料負担金などとなっており、その他では約9億8,500万円が生活支援相談や一人親世帯への給付金、約1,300億円が医療支援関連、約24億円が教育支援関連、約66億円が道民割りなどの経済対策等となっています(端数などを省略)から、真水は約1,400億円程度となります。
私も、この予算が、本当に必要な所への予算配分となっているのか、これまでの検証も含めた十分な質疑が必要だと思います。