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最終処分場発言に知事「遺憾」(ブログ3821)

  • 2025年01月31日

 新聞によると、東京都内で開催されたNUMO主催の文献調査報告会で、参加者から「ロシアの分も含めて北方領土に最終処分場を作る事を条件に4島返還して貰ってはどうか」

という発言に対して、説明員である経産省幹部(多分、担当課長)が「実現するのであれば魅力的な提案だ」と発言し、NUMOの幹部も(多分、理事)「1石3鳥・4鳥だ」などと同調したことで波紋を呼んだ問題について、NUMOの山口理事長は「軽率な発言で申し訳ない。緊張感を持ち丁寧な説明を徹底していきたい。」、と鈴木知事に対して電話で謝罪したとのこと。

 一方の経産省は、何の音沙汰も無しのようです。まさしく上から目線と言わざるを得ず、最終処分場が実現出来るのであれば、場所が何処だろうが関係ない。と言わんばかりです。

 さて、鈴木知事は30日の記者会見において、この発言に対して「大変遺憾だ」、「元島民の方々がふるさとへの強い思いを抱いている中、発言は北方領土問題に対する理解や配慮が欠けている」と指摘、「北海道の一部である北方領土に最終処分場を作る事を肯定していると誤解される発言だ」と述べたと新聞は伝えています。

 この発言を私たちはどのように受け止めたら良いのでしょうか。

 一般的に、多くの国民は自分が生まれ育った、あるいは長い間住み慣れた「ふるさと」に強い思いを抱いているものだと思います。それは、寿都町や神恵内村をふるさとに持つ方々も同じく強い思いを抱いているはずだと思います。

 また、北海道の一部である地域に最終処分場を作る事を肯定していない、ということは、北海道内の行政区域内に最終処分場は作らせないということと同義ということです。

 鈴木知事は、何と素晴らしい言葉を道民に伝えたのでしょうか。

 まさしく、ふるさとを大事にし、道民に寄り添った知事の一面を見たようで、「目からウロコ」です。


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