有事を想定しての派遣か
- 2020年01月05日
いよいよ、導火線に火がついたような状況になりました。
トランプ氏が、イランの最高指導者ハメネイ師の最側近で実質上のNO.2であるソレイマニ司令官を急襲・殺害を命令し、実行したことに世界の耳目が集中しています。
イランは軍事報復を示唆し、米国は中東に米軍3,000人を増派することになり、一触即発の事態となっています。
事態の重大さに疎いのか、森羅万象を司る我が国の最高責任者はゴルフ場で「今月、諸般の事情が許せば中東を訪問する準備を進めたい」と話し、今月中旬に中東歴訪する方向で調整しているとのこと。
昨年は年末に「イラン側からも、米国側からも信頼されている日本にしか出来ないことをやっていきたい。」と話したようですが、今月20日から通常国会が開催されることをどの程度真剣に考えているのか、いや全く気にしていないのか?
通常国会では、昨年逃げに逃げまくった「桜を見る会」や「IR贈収賄」の他、米国との二国間貿易協定などの問題で、野党から厳しく追及されることを判っているのでしょうか、また、そのさなかに海外訪問を行おうというのでしょうか。
イランにしても、米国にしても日本の安倍晋三氏に大きな期待は持っていないと言うことに気がついていないというノー天気さに、私たちはあきれています。
そして、このような状況になるのことを想定していなかったのか、自衛隊の中東派遣が昨年閣議決定し、今月中にも現地に向かうことになります。
現地で何かあれば、自衛隊の行動が注目されます。
平時の派遣では無く、まさしく有事となる可能性が高まっている中での派遣と言うことになります。
ノー天気な首相も、少しは事の重大さに気がついてほしいものだと思います。