未設置の情報監視審査会
- 2015年02月18日
特定秘密保護法施行後2ヶ月たった今でも、衆参各院に8名ずつで構成する「情報監視審査会」が、委員長は決まっているにも関わらず、他の委員が決まっていないことから未だに設置され無いままになっているようです。
その理由として、事務局員の適正評価(身辺調査)の実施方法が決まっておらず、結果として事務局体制も整っていないということ。
適正評価の実施方法は、各議院の議決によって定めることとなっており、野党が審議を求めても与党が審議に応じないという何とも無責任な状況が続いています。
12月10日に施行されてから、既に昨年末までに382件の特定秘密を指定しておきながら、その適否を評価しておらず、さらに、チェック機関の設置に本腰を入れず放置している態度から、これまでの安倍総理が行っているように国民との約束を平気で反故にし、特定秘密を評価させない既成事実を積み上げているようにしか思えません。