札幌五輪への警鐘(ブログ3035)
- 2022年10月30日
この三日間は、札幌市にとって頭の痛い問題が続きました。
28日には、札幌冬季五輪の負担金が物価高によって40億円も増える試算が発表されました。
29日には、候補地の一つであったカナダのバンクーバー市が、財政負担が大きすぎることを理由に撤退を決定。
30日には、帯広の森屋内スピードスケート競技場が、観客席が少なすぎるとして、フィギアスケート会場となる「つどーむ」は丘珠飛行場に隣接していることから、騒音で演技の際の音楽が聞こえづらく、共に会場としては相応しくないと指摘されてしまいました。
さて、この三題はいずれも経費に関わることになります。
施設整備費は、当然のことながら資機材の高騰や労働力確保のための人件費の高騰が想定されていましたし、バンクーバーの撤退も財政負担が原因です。また、会場へのクレームは、施設の新築か、はたまたスピードスケートは長野のエムウェーブへ、フィギアスケートは東京へ移転開催かが迫られますが、双方共に人気の競技ですし、スキー競技もニセコにかなり持って行かれるとしたら、札幌で開催する意味はほとんど無くなります。
そうはさせじと新築すればまたまた経費がかかります。
東京五輪の贈収賄事件で、札幌五輪のスポンサーになる企業がどれくらい減るのかも心配ですが、なぜか、頭痛の種ばかりの札幌五輪、これは手を挙げるのを止めるべきだという警鐘なのでしょうか。