来るのは「人間」
- 2018年11月10日
今国会の目玉法案である「入管法改正案」。
日が経つにつれ、消費税の軽減税率同様に課題がどんどん出てきています。
人口減少に伴い生産人口も低下、そして国内の労働力不足を外国人に頼るという政策の膿が、アチコチで発覚、その最たるモノが技能実習生の失踪で、年間約7,000人にも及んでいます。
技能実習生は実質的に低賃金労働者であり、きつい、汚い、危険の3K職場、今はそれに、帰れない、給料が安いという5K職場で労働力を支えていることを、そして日本人に変わって仕事をしていることを多くの人は知っています。
日本人がやらない仕事を支える外国人を、「技能実習生」という「まやかし」の言葉を使っていることは既に限界を迎えています。
受け入れるには、日本人と同様に同一労働同一賃金、同一の福利厚生、社会保険の適用、家族の帯同などをきっちりと整えることが必要ですし、将来的に外国人労働者が増えた場合の外国人コミュニティーとの文化的な摩擦への対応など、日本が「覚悟」を決めて受け入れるのか真剣に考える時来たと思います。
ある人が言いました。「労働力を求めたら人間がやってきた」と。