来年度の北海道開発予算
- 2018年12月05日
19年度北海道開発予算の編成作業が終盤を迎え、国交省北海道局として18年度予算の5,550億円を上回る5,000億円台の後半を視野に入れて予算確保に努力する方針となったようです。
さて、昨年の衆議院選挙後、ここ道南で破れた自民党の前衆議院議員が、「政権与党の衆議がいなくなれば、高規格道路や、函館市の懸案である駅前の大型クルーズバースの建設が大きく後退する」と言うことをアチコチで話されていましたが、さて、本当にそうなったのか比較してみましょう。
・16年度の開発予算
5,417億円
・17年度、自民党衆議と民進党衆議の二人がいた年度の開発予算、
5,464億円 対前年度比 0.9%増
・18年度、自民党の衆議が敗れ、立憲民主党の衆議一人となった年度の開発予算、
5,550億円 対前年度比 1.57%増
さて、これでお判りのように道南に自民党の衆議がいなくても予算は対前年度比で右肩上がりとなっています。
来年度予算は、高規格道路の構築を推進、国土強靱化やTPP、EU・EPAなどの対策としての農業基盤整備、水産物輸出拡大のための屋根付き岸壁の整備、世界水準の観光地の形成などの対応を含め、多分、今年度よりも増額になるでしょう。
道南の高規格道路や函館市のクルーズバースも当初計画通りに進むものと思います。
自民党の前衆議は、選挙の際に「函館市にドーム球場を」とか「新幹線を現函館駅に」とか途方もない事を公約としていましたし、選挙に敗れたら、今度は「道南には開発予算が来ない」と吹聴したりしていましたが、私は事あるごとに「それでは新年度開発予算が減額となるだろうか、決してそんなことは無いので、皆さん、来年の開発予算をしっかりと注視して下さい」と訴えていました。
果たしてその結果は・・・来年度の北海道開発予算を楽しみにして行きたいと思います。
私も道議会の終了後すぐに東京へ飛び、来年度予算についての要望に行って参ります。