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東電、また新たな不祥事

  • 2021年04月12日

 またかと呆れてしまいました。東電の不祥事です。

 福島第1原発敷地内に保管されている、いや、雨ざらしで放置されている約8万5千個のコンテナ、中身は、放射能に汚染されている「可燃性のがれき類」が約4万7千個、「使用済み防護服など」約3万1千個、「不燃性のがれき類」7千個。

 このうち、不燃性のがれき類に含まれる約4千個のコンテナの内容物が把握できていないとのこと。

 原発事故から6年後の2017年12月からコンテナの情報をデーターベースで管理しているということですが、2012年4月から17年11月までは中身を記録した書類はありますがコンテナ番号などは記載されておらず、事故直後の2011年3月から2012年3月までは中身の記録さえないということです。

 4千個のうち約350個には、毎時1~30ミリシーベルトの放射線量が計測される廃棄物が入っており、その他が毎時0.1~1ミリシーベルトの放射線量となっています。

 そして、このコンテナが長年の風雨で腐食し、コンテナを置いている区域の地表面では放射線量の高いゲル状の塊が3月に見つかりました。

 この間、東電は様々な不祥事を繰り返してきました。

 最近では柏崎刈羽原発でのセキュリティー対策の不備が発覚し、原子力規制委員会もあきれ果て、ついに核燃料の移動を禁止する改善命令を発しました。

 いつ果てるとも無く続く東電の不祥事に、又新たな管理の不備が付け加えられました。 この度のフクシマ第1原発汚染水の海洋放出に関わる全漁連と政府の協議の場にも出席が出来なかったことで、政府の東電に対する信頼度が皆無である事が裏付けられます。

 国の海洋放出という判断も亡国ものですが、しかしその事業を実施するのは東電です。


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