核兵器に約11.5兆円(ブログ3247)
- 2023年06月13日
核保有9ヶ国が、2022年に核兵器の開発や維持のために費やした費用が、合計で約829億ドル(約11兆5500億円)に上ることが、国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の報告書で明らかになったことを新聞赤旗が掲載しました。
その内訳は、
①米国 約437億ドル(6兆 743億円)
②中国 約117億語ル(1兆6263億円)
③ロシア 約 96億ドル(1兆3344億円)
④英国 約 68億ドル( 9452億円)
⑤フランス 約 56億ドル( 7784億円)
⑥インド 約 27億ドル( 3753億円)
⑦イスラエル 約 12億ドル( 1168億円)
⑧パキスタン 約 10億ドル( 1390億円)
⑨北朝鮮 約 6億ドル( 834億円)
9各国の核兵器関連支出は3年連続で増加しつづけ、米国1国で他の8ヶ国の合計よりも上回っています。
また、今後も各国では核兵器開発企業との間で少なくとも約2786億ドル(約38兆8200億円)相当の契約を結んでおり、当然、企業は政府や議会(議員)へのロビー活動には余念がありません。
使用できない武器なのか、使用しない武器なのか、または使用するつもりなのかは分かりませんが、約11兆5500億円のお金があれば、20億人にコロナワクチンを、13億人に清潔な水1年分を提供できることになります。
そして、私もお手伝いしています、ユニセフ(国連児童基金)やUHNCR(国連難民高等弁務官事務所)、国境なき医師団等などにこのお金が利用されるならば、世界中で貧困にさらされている児童、日々の生活の糧さえ無い難民、医療の手の届かない後進地域の方々をどれくらい救うことが出来るのでしょうか。
全く愚かしいといか言えません。早くその事に気づき、無駄使いではなく世界のために意義のある使い方へと舵を切るべきです。