格の差が明らかに(ブログ3053)
- 2022年11月21日
日中首脳会談が行われた映像がテレビに映し出されました。
会談自体は非公開でしたので、カメラが許されたのはお互いの国旗を背にした握手の映像と、会談冒頭のいわゆる「頭取り」の分だけでした。
テレビの解説は、「習主席は安倍首相との会談では、硬い顔で握手しただけでしたが、岸田首相には和やかに話しかけ、融和が感じられるムードでした。」と話していました。
しかし、この映像では、周氏がニーハオと話しかけても岸田氏はまったく余裕が無く、周氏の顔を伺ったり、通訳の方を向いたり、その後、雑談で周氏が「今日、いらしたんですか。」と聞いても、周氏の顔を見ず通訳の方を向き、周氏が少しむっとしたように「バリ島から今日いらしたんですか。」と聞き直すと、「そうですね・・・あの・・・、えーーっと、本日こちらに移動してきました。」と答えるのがやっとでした。
周氏は「ああ、今日、着いたばかりなんですね。私もです。」と余裕の言葉。
その後、会談場所まで移動していきましたが、その移動でも気軽に話し合う事無く、周氏の後ろについて行く姿に日本の代表の威厳は全く無く、私は格の差がハッキリしたように感じを受けました。
ニュースによると、会談では「日中関係はさまざまな強力の可能性とともに、多くの課題や懸念に直面している。」、「尖閣列島を含む東シナ海での中国の軍事的な活動について深刻な懸念。」など、官僚が作った文章を棒読みしている姿が映し出されましたが、1国のリーダーとして、役者が違うというと感が否めませんでした。
同じ時期に開催されたG20、APEC期間中に中国の周氏が行った首脳会談は、アメリカ:バイデン大統領を皮切りに、フランス、オランダ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、セネガル、アルゼンチン、スペイン、国連、インドネシア、イタリア、フィリピン、シンガポールに次いで日本は15番目となっており、その後にブルネイ、ニュージーランド、パプアニューギニア、チリ、タイとなっています。(タイは、会議の主催国なので最後になったのでは)
一概に習近平主席が重きを置いている順とは言い難いとは思いますが、そうはいっても、この現実を日本はどのように評価をするのでしょうか。