止めることは簡単なこと
- 2021年07月24日
事前にあれだけ問題を醸し出した「五輪開会式」とは一体どういうものか、期待もせずに見ましたが、3時間以上も時間を使った割りには観る者にとって印象が薄い内容だったと思います。
セレモニーも日本らしさが無く、会場のアナウンスは英語・フランス語が中心で、何処の国で行われている開会式なのかと思わせる程。
その中でも出色だったのは、バッハ氏に促され天皇陛下が起立して開会を宣言された場面で、何と菅氏と小池氏がその横に居ながら着席したままでした。
気がついたのか、少し経ってからそろそろと立ち上がりましたが、何ともバツが悪い映像でした。(これを自民党では不敬と呼ぶのでは?)
この映像は、今後もことあるごとに流されるでしょうから、その度に菅氏と小池氏の本質(不敬)を思い出すことになります。
また、この菅氏は肝心な事は話せないのですが、余計なことは話すようです。
米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル日本版」のインタビューに、「東京オリンピックの開催を中止するよう自身に近い関係者から何度も助言されたが、止めることは一番簡単なこと、楽なことだ。挑戦するのが政府の役割だ。」と協調しましたが、この発言にはネット上でも非難ごうごう。
今更何を言うのかと、誰もが思います。
8割を超える多くの国民が、感染が拡大する恐れがあるとして中止を望んでいたのですから、その気持ちをくみ取り、もっと早くに止めるべきで、そうすればあんなにも支持率が下落することはなかったでしょうに。
そして、挑戦するのが政府の役割だったら、IOCに対して挑戦すべきだったのでは?
併せて、ワクチン確保と接種の拡大、自国でのワクチン開発や治療薬の開発、医療体制の抜本的な拡充、飲食店への支援金や中小・零細企業への経営持続化給付金、雇用継続調整金等の抜本的な支給に挑戦すべきではないですか?
余計な言葉だけが空虚に響きます。