死者数ダントツの北海道
- 2021年01月12日
今日も道内では130人台の感染者が発生しました。
渡島管内でも北斗市の老人施設で4人感染し、ここからクラスターが発生される事も心配されます。
毎日のように感染者数が発表されますが、この数字になれてしまうことが心配です。
感染者数では、東京都と神奈川県、千葉県、埼玉県が日々新記録を更新しており、緊急事態宣言の対象地域となりましたが、それに次いで大阪府、京都府、兵庫県、さらに岐阜県、愛知県、栃木県の知事も緊急事態宣言を政府に要請しました。
北海道は、緊急事態宣言の対象となるような状況ではないと考えておられる方も多いと思いますし、鈴木知事もそこの仲間入りはしたくないと考えているかも知れません。
しかし、今日の日刊ゲンダイの、「47都道府県 コロナ死衝撃の実態」という記事には、12月1日から1月10日までの死者数が1,915人と、累計死者数の半分がこの期間に亡くなっていると報じ、この期間の死者数を東京の人口に換算してみた数字が掲載されていました。
それによると、旭川市でクラスターが多発し、死者が多く出た北海道がダントツとなっています。
この1ヶ月あまりの東京の死者数は196人、北海道の死者数は312人、人口は東京都約1,397万人、北海道約528万人、したがって東京都の約38%の人口で約1.6倍の死者数となっており、東京都に換算した場合の北海道の死者数は827人、2位の大阪府が558人ですから、これを大きく引き離しています。
東京は母数の196人で8位、北海道は日々の感染者数が少ないのでと安心していられる状況ではありません。
北海道は重症化しやすい特徴を持つのか、高齢者や持病を持っている方の感染者数が多いのか、それとも医療提供体制に問題が有るのか、鈴木知事はこれらをきっちり分析して対応を取らなければ、菅氏と同じようなレッテルを貼られかねません。