民主主義を守る
- 2020年11月09日
バイデン氏が勝利宣言をし、新しい米国大統領が決まろうとしています。
この4年間は、「常識」という言葉を知らない異端児が、自国だけでは無く世界にその毒をまき散らしてきましたから、バイデン氏の勝利は世界の秩序を取り戻すという意味からもとても重要であり、米国の有権者の間違いの無い判断に感謝しなければなりません。
一方、その異端児の衣を借る狡猾なアジアの首相は、自らの悪事が明るみに出ることを恐れて持病を理由に一足先に政権を投げ出してしまいましたが、この間、悪事の片棒を担ぎ、真っ黒な権力の魔物に取り憑かれたNO2が首相に就任し、今、警備公安警察官僚を手下に思想介入を行っています。
バイデン氏が勝利宣言をしたことに対し、早速祝電を送った新首相ですが、この方に当選を目前に行ったバイデン氏の言葉を送りたいと思います。
<アメリカは民主主義の社会ですから、国民の間に意見の対立や批判があってもいいのです。それが当たり前であり、健全なのです。
しっかり議論し、意見を闘わせることで民主主義は機能し、正義は生きてきます。民主主義を止めようとする力を私は許しません。
分断の傷を癒やすため、国民が一つになる時です。私に賛成した人も反対した人も同じように扱う、それが私の責任なのです。>
約10分間の短いスピーチでしたが、戦いで対立した人も、意見を異にする人も全て受け入れ、しっかり議論する事が民主主義の理念であることを示している内容ではないでしょうか。
片や、政府の方針に異論をはさむ学者をパージし、国会で追及されると嘘に嘘を重ねてその場しのぎをしようとあくせくする首相。
アメリカは新しいリーダーの下で、これまで4年間の深い傷を癒やそうとしていますが、日本は8年間の悪政をさらに続けようとしています。
それを許すも変革させるも国民一人一人の意識にかかっています。
副大統領に就任する予定のカマラ・ハリス氏は、バイデン氏のスピーチの前段に登場し、次のように語ります(概要)。
<こんばんは、有り難うございます。ジョン・ルイス下院議員(米国公民権運動の指導者・故人)は、亡くなる前に、「民主主義は状態では無くて行動である」と言いました。
その意味するところは、アメリカの民主主義は決して保障されていないということです。
私たちの意思があってこそ強いものになります。
私たちは守るべきなのです。当然のものとして受け止めてはなりません。民主主義を守るためには、闘い、犠牲を払い、喜びもあります。進展もあります。私たちの民主主義そのものが、今回、投票にかけられました。そしてこの勝利を可能にしました。
皆さんがこの民主主義の尊厳を守りました。(前半のみ)>
日本の民主主義も、私たち一人一人が守り勝ち取っていかなければなりません。
今回の大統領選挙を通じて、アメリカ国民が日本国民に大きな目覚めを与えてくれました。