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汚染土中間貯蔵施設(ブログ3697)

  • 2024年09月25日

 フクシマ第1原発事故後に放射線で汚染された土地の除染が行われました。除染によって排出された汚染土の中間貯蔵施設(福島県大熊町・双葉町)は、側面と底に厚いシートが敷かれていますが、その底に貯まった水を処理施設に送水する管に設置していた弁に不具合が生じたことを1年間も放置していたことが明らかになりました。

 排出水は、1リットルあたりセシウムなどが6.5ベクレル未満の場合は放流し、以上の場合は放射性物質を取り除く装置に送水される事になっています。弁は汚染濃度を測定し、自動的に放水か処理施設かに切り替えるものでしたが、昨年9月に不具合が生じ、委託を受けている企業が手動で行っていました。

 しかし、このことを環境省へ報告せずに委託期限が終了し、今年の4月から別の企業がのちの業務を行っていましたが、この弁の不都合を引き継がず新しい委託会社は、弁の自動切り替えが正常に稼働しているものとして運転を継続、この9月の点検で明らかになったと言うことです。水処理は1週間に1回、約10トンを扱っていましたが、高濃度の汚染水を誤って放水していた可能性も否定できず、大きな問題では無いかと思います。

 汚染土の中間貯蔵施設は、2045年までに県外に搬出されることになっていますが、それまで中間貯蔵は続きます。

 環境省は気を抜くこと無く、再発の防止を徹底すべきです。


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